ひとことにニキビといってもその症状はさまざま。それぞれのニキビの症状によって対処方法も違います。
ニキビは化膿の程度によって白ニキビ→黒ニキビ→赤ニキビ→黄ニキビ→結節(けっせつ)→嚢胞(のうほう)の6つの段階にわかれていて、日々のケアで改善できる軽度ものから、皮膚科での治療が必要な重度のものまであります。
自分のニキビがどのような状態なのかをよく把握して、それぞれの症状にあった適切な処置を行いましょう。
ニキビの種類と症状
現在のニキビの症状がどれに当てはまるのか見てみましょう。
白ニキビ | 誰にでもでき、白く小さい吹き出物のように現れるニキビ。毛穴の皮脂が外に出れない状態。 |
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黒ニキビ | 毛穴が詰まって皮脂が溜まり、肌の表面に押し出されたニキビ。外気に触れ黒く変色した状態。 |
赤ニキビ | 盛り上がった小さなピンク色のニキビ。白ニキビが炎症してしまった状態。自然に治るのを待つ。 |
黄ニキビ | 中心に黄色や白い膿が見え、周囲が赤いニキビ。押し出したり、つぶしたりするとニキビ跡が残る。 |
結節(けっせつ) | 赤ニキビに似たニキビ。炎症が内部(真皮)に達し痛みを伴う状態。ニキビ跡が残りやすい。 |
嚢胞(のうほう) | 結節がさらに進行し、膿がたまりひどい炎症と痛みを伴うニキビ。ニキビ跡が残りやすい。 |
白ニキビ、黒ニキビ、赤ニキビは、日々のケアで改善することができますが、黄ニキビ、結節(けっせつ)、嚢胞(のうほう)は、皮膚科での受診をおすすめします。
ニキビは症状が重度になるにつれて、跡が残りやすくなります。ニキビ跡を作らないためには「ニキビを作らない」ことがもっとも重要ですが、症状を悪化させないようケアを行うことも大切です。さらに症状がひどくなるような場合は早めに皮膚科での診察を受けてしてください。
クレアラシル VS 白ニキビ&赤ニキビ
クレアラシルを代表するニキビ治療薬といえば「ニキビ治療クリーム ( 第2種医薬品 ) 」です。白ニキビや赤ニキビに効果があるのでしょうか?
まず、注目して欲しいのはクレアラシルのニキビ治療薬クリームが「医薬品」であること。
ニキビケア商品のパッケージに表記されている「医薬品」、または「医薬部外品」は、それぞれ目的とする効能に違いがあります。
医薬品は、配合された有効成分の効果が認められいる「治療」を目的としたもので、程度に合わせて「第一類」「第二類」「第三類」に分かれています。
医薬部外品は、配合された有効成分の人体に対する作用が「緩和なもの」とされ、「予防」を目的としたものです。
できてしまったニキビを治したいのであれば医薬品を使用し、ニキビができないように予防したいのであれば医薬部外品を使用するなど、症状や目的によって正しく使い分けると期待した効果が得られます。
もう一つは配合されている有効成分。
イオウ | 独特なにおいがあり、角質を軟化させ皮脂を吸収し、殺菌作用があります |
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レゾルシン | アクネ菌を殺菌し、角質を軟化させ除去しやすくする効果があります |
グリチルリチン酸ニカリウム | ニキビの炎症や赤みを抑える作用があります |
トコロフェール酢酸エステル(ビタミンE) | 皮脂の変化を防ぐ効果があり、ニキビの悪化を抑制します |
以上のことから、クレアラシルのニキビ治療薬クリームは、治療を目的とする「医薬品」で、白ニキビや赤ニキビに効果のある有効成分が配合されていることがわかります。
ニキビの症状にあわせた適切な治療が、ニキビの悪化を防ぎ早く治す近道でもあります。自分のニキビをよく把握して、最善の方法でニキビケアを行いましょう。